子供の絵に対してどういう言葉をかけたらいいの?
「ママー!描いたよ!見てー!」
誇らしそうに描いた絵を見せてくれる子ども、とても可愛らしいですよね。
「上手に描けたね!」「すごいね!」
と返事をする方も多いのではないでしょうか?
確かに、子どもは大人も褒められると嬉しくなりやる気に繋がります。ただ、もっと他にも何か言葉をかけてあげた方がいいんじゃないか?どんな反応をしたらいいのか?などの質問がたくさんありました。なので、今回は子どもの絵にどんな言葉をかける、について書いてみます。 純粋に描いた絵について聞いてみる
質問をしてあげることで、子供は自分の絵に興味を持ってくれていると感じます。
例えば子供が恐竜の絵を描いたと見せてくれたときに
「これはどんな恐竜なの?どこからきたの?何歳かなあ?」
「この緑の部分は草を表しているの?」 「この恐竜はなにかを食べてそうだね。何を食べてるの?」
「どんな星に住んでいるのかな?」
などと描かれている絵に対して素直に聞くことで、子どもが何を描いたのかを知りたいと思っていることを伝えます。このようにその絵のストーリーについて一緒に話すことで、今まで気づかなかった子供の思いや表現に気付くこともあります。
具体的に好きなところを伝えてみる
「上手に描けたね」の上手とはなんでしょう?より実物に似ている、カラフルに色が塗られている、、、実は上手かどうかではなく自分が好きだと感じたことを「上手」と表現していることがあります。上手だね、と伝えるだけでも子どもは喜ぶものです。でも、もう少し具体的にその絵のどこが好きなのか、どこが素敵だと思ったのかを伝えてあげることで、子供の自己肯定感が更に高まったり、絵を通して子供の感性に触れたりできるのではないかと私たちは考えています。
例えば、
「この恐竜さんの色がすごくかっこいいね。」
「草がのびのびとして気持ちよさそうだね。」
などと具体的に気付いたところや好きなところを言葉にして伝えてあげてみてください。
家に絵を飾ってあげること
かけてあげる言葉とは別の内容になりますが、子供の絵について一緒にお話した後に是非ともしていただきたいことがあります。それが、描いた絵を飾ってあげることです。学校では何かイベントがあったりコンクールなどがあると生徒の絵が教室や廊下に飾れていますよね。子供の描いた絵を全て作品と捉えおうちで飾ってあげることで、子供にとっても自信へと繋がってゆきます。他の家族や来客からも見てもらう対象になり、そこからまた話題になるきっかけにもなるんではないでしょうか?そして自信をつけること以外にも、飾られた自分の絵をみることで自分で作った作品に秘められた可能性を発見でき、新しいアイデアを思いつくことにも繋がります。飾るといっても、額に入れて飾ったりしなくても大丈夫です。簡単にマスキングテープで壁に貼り付けたり、もしくはコルクボードのような物があればそこにピンで貼るでもOKです。
下の写真は生徒さんの保護者の方からサンプルでいただきましたのでご参考にどうぞ。


まとめ
どんな言葉をかけてあげたらいいか迷うということは、きちんと子供の絵と向き合いたいと思っているいうことでもあります。その思いが伝わるように、分からないところはどんどん聞いてお話して子供の表現を理解してあげ、具体的な感想を伝えることを試してみてはいかがでしょう。